カテゴリー: Development

ExcelVBA覚書 VBAプロジェクトロック解除

こんなんで解除できるパスワードって、なんのためについているのやら・・・
と思ったりするが、まぁパスワード忘れたときは非常にありがたいのだ。

参考URL
ホームページ制作のサカエン「Excel VBA マクロ パスワードを解除する方法 32ビット 64ビット」

ここからは64bit版だけ転載
(LongPtrをLongに、PtrSafeを削除すれば32bit版になる)
——————————-

Option Explicit
  
Private Const PAGE_EXECUTE_READWRITE = &H40
  
Private Declare PtrSafe Sub MoveMemory Lib "kernel32" Alias "RtlMoveMemory" (Destination As LongPtr, Source As LongPtr, ByVal Length As LongPtr)
Private Declare PtrSafe Function VirtualProtect Lib "kernel32" (lpAddress As LongPtr, ByVal dwSize As LongPtr, ByVal flNewProtect As LongPtr, lpflOldProtect As LongPtr) As LongPtr
Private Declare PtrSafe Function GetModuleHandleA Lib "kernel32" (ByVal lpModuleName As String) As LongPtr
Private Declare PtrSafe Function GetProcAddress Lib "kernel32" (ByVal hModule As LongPtr, ByVal lpProcName As String) As LongPtr
Private Declare PtrSafe Function DialogBoxParam Lib "user32" Alias "DialogBoxParamA" (ByVal hInstance As LongPtr, ByVal pTemplateName As LongPtr, ByVal hWndParent As LongPtr, ByVal lpDialogFunc As LongPtr, ByVal dwInitParam As LongPtr) As Integer

Dim HookBytes(0 To 5) As Byte
Dim OriginBytes(0 To 5) As Byte
Dim pFunc As LongPtr
Dim Flag As Boolean
  
Private Function GetPtr(ByVal Value As LongPtr) As LongPtr
  GetPtr = Value
End Function
  
Private Sub RecoverBytes()
  If Flag Then MoveMemory ByVal pFunc, ByVal VarPtr(OriginBytes(0)), 6
End Sub
  
Public Function Hook() As Boolean
  Dim TmpBytes(0 To 5) As Byte
  Dim p As LongPtr
  Dim OriginProtect As LongPtr
  
  Hook = False
  pFunc = GetProcAddress(GetModuleHandleA("user32.dll"), "DialogBoxParamA")
  If VirtualProtect(ByVal pFunc, 6, PAGE_EXECUTE_READWRITE, OriginProtect) <> 0 Then
    MoveMemory ByVal VarPtr(TmpBytes(0)), ByVal pFunc, 6
    If TmpBytes(0) <> &H68 Then
      MoveMemory ByVal VarPtr(OriginBytes(0)), ByVal pFunc, 6
      p = GetPtr(AddressOf MyDialogBoxParam)
      HookBytes(0) = &H68
      MoveMemory ByVal VarPtr(HookBytes(1)), ByVal VarPtr(p), 4
      HookBytes(5) = &HC3
      MoveMemory ByVal pFunc, ByVal VarPtr(HookBytes(0)), 6
      Flag = True
      Hook = True
    End If
  End If
End Function
  
Private Function MyDialogBoxParam(ByVal hInstance As LongPtr, ByVal pTemplateName As LongPtr, ByVal hWndParent As LongPtr, ByVal lpDialogFunc As LongPtr, ByVal dwInitParam As LongPtr) As Integer
  If pTemplateName = 4070 Then
    MyDialogBoxParam = 1
  Else
    RecoverBytes
    MyDialogBoxParam = DialogBoxParam(hInstance, pTemplateName, hWndParent, lpDialogFunc, dwInitParam)
    Hook
  End If
End Function
  
Public Sub VBAProjectパスワード解除()
  If Hook Then
    MsgBox "VBAProjectのパスワード解除成功!", vbInformation, "Congratulations"
  End If
End Sub

Access覚書 リンクテーブルをローカルテーブルに変換(VBA)

リンクテーブルをローカルテーブルに変換したい!VBAで!!

と、色々調べてみたのだが、
同じようなことをしたいという質問に、
「エクスポートしたら?」とか、「手作業でできるよね?」
とか、そういう話ばっかりで、
「いやいや、質問者の意図わかってんの?」
って回答しかなくってウンザリ。

で、苦手な英語、といってもカタコト英語だが、
convert linktable to localtable
みたいな感じで調べてみたら、外国人はちゃんとVBAでの解決策を答えてくれていた。

で、回答。

DoCmd.SelectObject acTable, "TABLE1", True
DoCmd.RunCommand acCmdConvertLinkedTableToLocal

“TABLE1” のところを変換したいリンクテーブル名にしてやる。

これ調べるのに半日かかったわ。
でも、もう最悪、テーブルを別ファイルにエクスポートしてからインポートしようかとさえ思っていたので、本当に助かった。
やっぱり、いろんな言語ができたほうがいいのね。
(日本語しかできません。ってか、日本語もできません。)

参考URL:
https://stackoverflow.com/questions/59038993/access-vba-convert-linked-table-to-local

VM覚書 WindowsServer2019 Hyper-Vインストール前

VMで仮想サーバ(Windows Server2019)を構築しているのだが、そのせいでHyper-Vのインストールがうまくいかない。
で、色々調べて試してムリそうだったんだが、YouTubeで外国人の人が何かやっているのを見て試してみることにした。

  • 仮想サーバはいったん終了
  • ストレージを右クリックして「データストアの参照」を選択
  • データストアブラウザで対象サーバのフォルダ内にある.vmxファイルをダウンロード
  • ダウンロードしたファイルをテキストエディタで開いて以下の編集
    guestOSの名前変更(必要かどうかは不明~英語でしゃべってるからよく分からんかった~)

    guestOS = "winhyperv"
    

    末尾に下記1行追加

    CPUID.V0 = "FALSE"
    
  • データストアブラウザで編集後保存したファイルを同じところにアップロードして上書き
  • 仮想サーバ再起動

Docker覚書 WindowServer ExperimentalをTrueにしたい

そもそもなんでWindowsServerにDockerを入れようとしているのか、自分でもよく分からなくなって、もう

勉強のため!

みたいなモードに入っている。
PowerShellで docker version と打ったとき、ClientとServerの情報が見られるのだが、
C:\Program Files\Docker\config\daemon.json
に、

{
  "experimental": true
}

を入れてみてもServer側のExperimental: がfalseになってしまうので、どうしたものかと思って
C:\ProgramData\docker\configのフォルダに同じdaemon.jsonを入れてサーバ再起動してみたら、

Server: Mirantis Container Runtime
 Engine:
  Version:          20.10.9
  API version:      1.41 (minimum version 1.24)
  Go version:       go1.16.12m2
  Git commit:       9b96ce992b
  Built:            12/21/2021 21:33:06
  OS/Arch:          windows/amd64
  Experimental:     true

とうまくいきやした!

Access覚書 引数を引き渡して起動

Access起動時にパラメータを引き渡し、
渡されたパラメータによって処理をかえる方法。

起動スイッチというのがあるらしい。

参照:Microsoft Office 製品のコマンド ライン スイッチ

ということで

"C:¥.........¥MSACCESS.EXE" "......accdb" /cmd "para1" "para2" "para3" ...

順に
Accessのexe 起動するAccessファイル /cmd パラメータ(必要分)
をそれぞれダブルクォーテーションで括って設定するのが重要らしい。

そして、Access側のVBAはこの引数を引き取って処理を行う。

Command関数
参照:Microsoft Support Command関数

このようにパラメータで渡された文字列は、AutoExecマクロ内で処理をすることにする。

  1. マクロを追加 名称は「AutoExec」にする
  2. 作ったマクロに「プロシージャの実行」を追加し、3.で作成するFunctionプロシージャ名を記載する
  3.   ex) RunProc() ← 必ず()をつける

  4. ここからVBA
  5. 標準モジュールを追加して、2.のマクロで実行させるFunctionプロシージャを追加する
      ex) Function RunProc() …. End Function
    Functionでないとダメで、SubだとCommandを認識しなかった。

  6. 3.のFunctionプロシージャ内に引数を使った処理を記載する
  7.    Function RunProc()
           ' Trimを忘れずに.これはパラメータが複数の時なので1つしかない時は、Trim(Command())でOK
           Dim cmd() As String
           cmd = Split(Trim(Command()), " ")     
           ' 1つめの引数で処理を分岐
           Select Case cmd(0)
           Case "para1"
              ' ここに処理
           Case "paraX"
              ' ここに処理
           Case Else
              ' ここに処理
           End Select
       End Function
    

<注意点>
Command関数の結果は必ずTrimすること。起動コマンドで””で括っているが後ろにスペースが入って渡ってくる。

起動コマンドで最初にexeを指定したくない、ランタイム起動でも問題ない、という場合は、

"......accdb" /runtime /cmd "para1" "para2" "para3" ...

と、/runtimeを挟むと、exeの指定をせずにCommandが引き渡され、処理が走る。


んで、次。
もう1つ別のやり方があるのだが、それは /x スイッチ。

"......accdb" /runtime /x "macro1" /cmd "para1" "para2" "para3" ...

という感じにすると、
/x の後ろに入れたマクロ「macro1」を実行させられるようになる。
で、さっきと同じくプロシージャの実行をマクロに追加して、実行させるFunctionプロシージャを指定する。
VBA側は下記のようにしてパラメータを読み込んでおけばいい。

   Function RunMacro1()
       Dim cmd() As String
       cmd = Split(Trim(Command()), " ")
       ' ここに処理
   End Function

このやり方だと、わざわざ分岐処理を書く必要がないので、見た目が良いかなと思ったりする。


さて、最後。
起動コマンドからランタイム実行(/runtime 付)させたときに、AutoExecは走らせたくないなぁって思ったら、
AutoExecで動くFunction(またはSub)内の先頭に、こういう1文を先頭に入れておくといい。

If SysCmd(acSysCmdRuntime) Then Exit Function

普通に起動させたときは後続処理が走るが、ランタイム起動させたときはプロシージャを抜けるようにしておくこともできるわけだ。

奥が深いぜ、Accessさんよぉ

※ランタイム:Accessから開発機能(フォーム、クエリ、レポート、VBAの作成編集機能)を除いたもの

MySQL覚書 日付型 BETWEEN 整数型 AND 整数型が行けちゃう件

WHERE update_date BETWEEN 20200101 AND 20200131
とか書いて、ちゃんとupdate_dateが2020/1/1~1/31のデータを取ってきちゃってる。

どういうこったぁ!!!と調べたら、

“BOKU”のITな日常 『日付リテラルで日付の比較はしないほうがよさそうだ/MariaDB(MySQL)(備忘)』
という記事の中に

A DATE literal can also be an integer, in one of the following formats: YYYYMMDD or YYMMDD.
DATEリテラルは、YYYYMMDDまたはYYMMDDのいずれかの形式の整数でもかまいません。

という文章が。
MySQL
MySQL Docs『9.1.3 Date and Time Literals』
Maria
MariaDB Docs 『Date and Time Literals』
に同文がある。

ぬおぉぉぉ!スッゴ!
でも、なんか気色悪い・・・

んで、この引用記事の日付リテラルでの比較の話でうまく動かない理由は、

select case when '2018-09-01' > '2018-08-31' then 0 else 1 end;

というSQL文だと、単純に左辺側の’2018-09-01’が文字型扱いになっていることだけで、

select case when CONVERT('2018-09-01',DATE) > '2018-08-31' then 0 else 1 end;

としてやれば、解決する。
比較の対象が文字型として認識されているから、日付リテラル云々の話ではなくなっていて、
左辺が日付型と判断されれば、日付リテラルが利用できると推測する。

理解が不十分だとこういうことになるので注意が必要だが、ちゃんと基本に則り型定義通りに比較すればいいだけの話なのだよ。

MySQL覚書 mysqldumpでUnknown table ‘COLUMN_STATISTICS’…のエラーが出たとき

WordPressにもサイトヘルス機能が入ったのだね。
う~ん、しかし対応できるものがない・・・
Wordpressとは別にPHPで簡易的なシステムを入れているのだが、そっちの対応をしなきゃいけない。
時間がない、というよりやる気が起きないので未だそのまま放置状態にしているのだが、そろそろ本当にあきません!となりそう。

さて、MySQLでのExport、ダンプの件。
dumpでエラーが起きたから調べた。

cd /d “c:\Program Files\MySQL\MySQL Workbench 8.0 CE”
でパス(場所は端末差あり)を切り替えてから、

mysqldump -u [user_id] -h [HOST IP-Address] -p [DB-name] > [output-filename]

パスワードを聞かれる→入力

mysqldump: … Unknown table ‘COLUMN_STATISTICS’ in information_schema (1109)

とエラーが出る。

<原因・対策>
モヒカンメモ『mysqldumpコマンドで “Unknown table ‘COLUMN_STATISTICS’ in information_schema (1109)” と怒られる原因と対策』

に、わかりやすく整理されて書かれているので省略するが、要はダンプexeとDBバージョン違いで発生。
書かれてある通り、オプション追加で、再実行。

mysqldump –skip-column-statistics -u [user_id] -h [HOST IP-Address] -p [DB-name] > [output-filename]

今度は成功。

AccessVBA覚書 郵便番号から住所を出す(MsYubin7.dll)

Accessで住所支援入力というのがあるが、プロパティで設定せずにロジックで行うにはどうしたらよいかという問題への対応策。
使うのは住所支援入力で使っているライブラリと同じもの(だとは思う)。MsYubin7.dll。

3つのテキストボックスPrefText、CityText、TownTextに、都道府県、市区町村、町域をそれぞれ設定する前提で。

まず呼出元。

Dim res() As String
ConvZip2arrAddr("1600005",res)
PrefText = res(0)
CityText = res(1)
TownText = res(2)

まず呼出先。これは別モジュールを作成して記載しておけばいい。

Private Declare PtrSafe Function zcGetZipDecision Lib "MSYubin7.dll" Alias "GetZipDecision" _
                                                                            (ByVal ZipCode As String, _
                                                                            ByVal szKen As String, _
                                                                            ByVal szCty1 As String, _
                                                                            ByVal szCty2 As String, _
                                                                            ByVal szTwn As String, _
                                                                            ByVal szTwnExt As String) As Long

Public Sub ConvZip2arrAddr(ByRef zipCd As String, arrAddr() As String)
    
    Dim pref    As String * 40
    Dim city1   As String * 40
    Dim city2   As String * 40
    Dim town1   As String * 40
    Dim town2   As String * 500
    Dim arrRet(4)    As String
    
    On Error GoTo ErrFunc
    
    If zipCd = vbNullString Then Exit Sub
    If Len(zipCd) <> 7 Then Exit Sub

    If Val(zipCd) Then
        zcGetZipDecision zipCd, pref, city1, city2, town1, town2
        arrRet(0) = Left$(pref, InStr(pref, vbNullChar) - 1)
        arrRet(1) = Left$(city1, InStr(city1, vbNullChar) - 1)
        arrRet(2) = Left$(city2, InStr(city2, vbNullChar) - 1)
        arrRet(3) = Left$(town1, InStr(town1, vbNullChar) - 1)
        arrRet(4) = Left$(town2, InStr(town2, vbNullChar) - 1)
        ReDim arrAddr(0 To 2)
        arrAddr(0) = arrRet(0)
        arrAddr(1) = arrRet(1) & arrRet(2)
        arrAddr(2) = arrRet(3) & arrRet(4)
    End If
    Exit Sub
    
ErrFunc:
    Debug.Print "No." & Err.Number & ":" & Err.Description
End Sub

Access2019で試したが、他のバージョンでもそれほど違いはないと思う。

ExcelVBA覚書 On Error エラー発生後のエラー

VBAの例外処理の話。
JavaやC#とかだと、Try-CatchのCatchの中でのエラーについては、Catch内にさらにTry-Catchを入れるという手法を取ると思うのだけれど、VBAになると、少々めんどくさい。いやかなりめんどくさい話になる。

ブイサバ【Excel VBAサバイバル】~とりあえずここに来れば解決できる~『VBA|エラー処理を2回目以降も処理できる方法』

この記事でいくと、VBAの例外処理(On Error文)で気をつけておかなければならないことがあるようだが、
端的に言えば、下の2つのことを考慮するとよいということになる。

  1. エラー処理中のエラーはトラップされないヨ
  2. とはいえ、Resumeステートメントで、仕切り直しできるんだよ

というので実践編。

Sub Sample1   
    On Error Goto ErrLabel1
    *** エラー発生(1) ***
    Exit Sub
ErrLabel1:
    MsgBox "No." & Err.Number & Err.Description , "Error"
    Resume ErrLabel2    '←←←←ココで仕切り直し!!
ErrLabel2:
    On Error Resume Next
    *** エラー発生(2) ***
End Sub

まずは「On Error Goto ErrLabel1」で例外処理へスキップする処理を入れる。
エラー発生(1)の箇所でエラーが発生すると、ErrLabel1ラベルに飛ぶ。
エラーを表示させた後の「Resume ErrLabel2」というところが仕切り直しの箇所。
なので、Errをウォッチすると、「Resume ErrLabel2」の箇所ではエラーNoが設定されているが、ErrLabel2ラベル下の「On Error Resume Next」の行になると、エラーはクリアされている。

よって、ErrLabel2以降で、再度トラップ可能なOn Error文を指定してあげればよい。
(ここではResume
Nextにしているので、エラーがあると次行へ進むようになっている)

因みに、こういうことをやらずにErr.Clearとかしてみたらどうなるのか試したのだが、これだと2つ目のエラーはトラップされなかった。
んじゃぁ、Resumeじゃなくて、Gotoだったら?とやってみたが、この場合はErrにそのままエラー情報が残った状態で、ErrLabel2に飛んでいた。

なので、「Resume ラベル名」
面倒だがこういう手を使わなければならない。

ExcelVBA覚書 AutoExecを走らせないようにAccessファイルを開く

AccessではAutoExecなどという起動時に走らせるマクロがある。
ExcelならばAuto_Openなどというプロシージャで昔は作っていたようだ。(今だとThisWorkbook_Openとかだろうか)

Accessファイルを起動するとき、このマクロを起動させたくなければ、一旦Shiftキーを押しながらファイルを開くのだが、これをVBAで実施したいときどうすればよいのだろうか・・・

Excelファイルを開くときは、

Excel.Application.EnableEvents = False

とすればよいのだが、Access.Applicationにはそのようなプロパティがない。

というので、前にちらっとSendKeyでShiftキーを押して起動しているコードを見たこともあり、同じようなものを作ってみることにした。
ただ、SendKeyはちょっと嫌なのでSendInputというAPIを使った方法にすることにした。(どっちも嫌だけど)

まずはTypeの定義

Private Type KEYBDINPUT
    VK          As Integer
    Scan        As Integer
    Flags       As Long
    Time        As Long
    ExtraInfo   As Long
    Dummy1      As Long
    Dummy2      As Long
End Type

Private Type INPUT_TYPE
    IType           As Long
    KI              As KEYBDINPUT
End Type

WinAPIの定義(64bitの場合PtrSafeをお忘れなく)

Private Declare Function SendInput Lib "user32.dll" (ByVal nInputs As Long, pInputs As INPUT_TYPE, ByVal cbsize As Long) As Long

利用する定数の定義

Private Const VK_SHIFT        As Long = &H10          'Shiftキー
Private Const KEYEVENTF_KEYUP As Integer = &H2        'KeyUp(KeyDownのほうは0)
Private Const KEYEVENTF_EXTENDEDKEY As Integer = &H1  '拡張コード
Private Const INPUT_KEYBOARD As Integer = 1           'KeyboardイベントでSendInputを利用する

ここまでで定義が済んだので、Accessファイル起動処理を書いていく。
SendInputについての情報は以下の通り。

  • SendInputはMouseイベントなどでも利用できるので、Keyboardイベントであることを指定する。
  • Shiftキーを押した→ファイルを起動した・・・とここまでで終わりではなく、Shiftキーを戻す(KeyUp)の処理まで行わないと、ずっとShiftキーが押された状態のままになってしまう。
  • SendInputの最初の引数はイベントの数で今回は1つなので1。例えば、Dキー⇒Oキー⇒Enterキーと押す場合は3。
  • SendInputの第2引数は押下するキーの情報(配列)、第3引数は第2引数のデータ長。
    Dim ac As Object
    set ac = CreateObject("Access.Application")
    Dim it(0) As INPUT_TYPE

    'Shiftキー押下
    With it(0)
        .IType = INPUT_KEYBOARD        
        .KI.Vk = VK_SHIFT             
        .KI.Scan = 0
        .KI.Flags = KEYEVENTF_EXTENDEDKEY Or 0                'DOWN
        .KI.Time = 0
        .KI.ExtraInfo = 0
    End With
    SendInput 1, it(0), Len(it(0))
    
    'Accessファイルを開く
    ac.OpenCurrentDatabase {起動するファイル名}, True, {パスワード}
        
    'Shiftキー押下の戻し
    it(0).KI.Flags = KEYEVENTF_EXTENDEDKEY Or KEYEVENTF_KEYUP   'UP
    SendInput 1, it(0), Len(it(0))

最終的にAccessを閉じて処理終了

    ac.Quit acQuitSaveNone

フラグを渡すのに「KEYEVENTF_EXTENDEDKEY Or 」というのをつけないと、反映されなかった。
ここに手間取り結構時間がかかったのと、あとはとにかく「こんなことやりたいねん!」って検索しても出てこない、っていうところで時間がかかった。
VBA Access Autoexec 無効 とかキーにしても、Shiftキー押しながら起動すればいいよ!としか出なくて腹立つぅ~~~!!
って思ってしまった。検索能力ってIT技術の1つだなぁ~とつくづく実感。

参考URL
VBレスキュー(花ちゃん) 『3.SendInput 関数を使ってプログラム上からキーボードを操作する(12_Key_03)』

Microsoft Windowアプリ開発『仮想キー コード』

JavaScript覚書 CSVファイルのFile.Type

JavaScriptでファイル選択する処理のなかにファイルタイプまで確認する処理が入っているものがあって、
それが災いして、新しいChromeのバージョン100.**でファイルが選択できなくなってしまった。

MIMEタイプとかいうらしいが、
File.type – Web API | MDN

CSVファイルは、
Chromeのバージョンが99.***までだと「application/vnd.ms-excel」になっていた。
ところが、バージョン100になったとたん、「text/csv」になり、
「application/vnd.ms-excel」でタイプを確認していた箇所は軒並み不具合を起こすこととなった。

ちなみにIE11で同じCSVファイルを選択してみたところ、「application/vnd.ms-excel」になり、
Edgeだと「text/csv」という結果になった。

m.o.b windows での csv アップロード
というサイトではExcelが入っているかどうかで決まるっぽいことを書いてあるのだが、
今回はすべてExcel2019が入っているPCで、同じサイトを確認したので、違うような感じがする。

そして、こんなサイトを見つけた。
Qiita CSVファイルのMIMEタイプが環境によって異なる
「application/octet-stream」って・・・

ただでさえ、バージョン3桁行きました!問題があるのに、こういうのやめてほしいんですけど・・・
(ってか、なんで、MIMEタイプまでチェックしてんだ?)

StringBuilderってどうよ?

StringBuilderの効果ってどうなのか?というところに疑問を持ったので、調べてみることにした。

Javaの文字列結合はStringBuilderでいいのか

結論的には、

・複数ステートメントで
・結合される側の文字列を複数スレッドで共有しない場合は
メモリアロケーションの回数が少ないStringBuilderが一番高速で文字列結合できる

なのだが、どのような処理になっているのでこうなる!というのが書かれていて、非常に参考になった。

スレッドを使ったときは不具合が起きるというのは、以下のページに書いてある。

【Java】+演算子、StringBuilder、StringBufferの違い(実際に測ってみた。)

StringBuilderとStringBufferの使い分けについても書いてあるので、これも参考に。

以下はVB(.NET)のStringBuilderについての記載。

Visual Basic で StringBuilder を使うべき場合とその利点

こちらもJavaと同じような話。(SE2年目でこの記載は凄いなぁ。うちの社員にもこういう人欲しい。)

使い方については、

意外と知られてないStringBuilderに関する初歩的なTips【Java・C#】

なんか、どうでしょう。
インスタンスをコロコロ変えたくないなぁと思っているので、こういうのはありがたい。

が、少し待て!

男(かどうか知らんが)がすなる時間計測といふものを女もしてみむとてするなり・・・

VC#(.NET Framework4.8)でやってみた。
<1> Length=0でクリアする
<2> 新たなインスタンスを作る
<3> Clearを使う(C#はClearメソッドがある)

        static void Main(string[] args) {
            var sw = new System.Diagnostics.Stopwatch();

            // <1>
            for (int j = 0; j < 10; j++) {
                sw.Start();
                StringBuilder sb1 = new StringBuilder("");
                for (int i = 0; i < 999999; i++) {
                    sb1.Length = 0;
                    sb1.Append(i.ToString());
                }
                sw.Stop();
                Console.WriteLine($"1) {sw.ElapsedMilliseconds}ms");
            }

            // <2>
            for (int j=0;j<10;j++) {
                sw.Restart();
                for (int i = 0; i < 999999; i++) {
                    StringBuilder sb2 = new StringBuilder("");
                    sb2.Append(i.ToString());
                }
                sw.Stop();
                Console.WriteLine($"2) {sw.ElapsedMilliseconds}ms");
            }

            // <3>
            StringBuilder sb3 = new StringBuilder("");
            for (int j = 0; j < 10; j++) {
                sw.Restart();
                for (int i = 0; i < 999999; i++) {
                    sb3.Clear();
                    sb3.Append(i.ToString());
                }
                sw.Stop();
                Console.WriteLine($"3) {sw.ElapsedMilliseconds}ms");
            }
        }

結果発表!

<1> Length=0でクリアする <2> 新たなインスタンスを作る <3> Clearを使う
1) 693ms 2) 1440ms 3) 583ms
1) 1303ms 2) 1495ms 3) 503ms
1) 2398ms 2) 1455ms 3) 472ms
1) 3421ms 2) 1401ms 3) 514ms
1) 4656ms 2) 784ms 3) 520ms
1) 5780ms 2) 692ms 3) 500ms
1) 6798ms 2) 580ms 3) 498ms
1) 7786ms 2) 599ms 3) 519ms
1) 8868ms 2) 553ms 3) 485ms
1) 9937ms 2) 643ms 3) 469ms

<1> Length=0でクリアだと、処理速度がどんどん上がっていくので、嫌な感じ。
<2> 新たなインスタンスを作るは、<1>より速くて<3>と同等かもしくは遅いレベル。
<3> Clearを使うのが一番コンスタントに速い。

Javaは試していないので申し訳ないのだが、VC#ならば、用意されているClearメソッドを利用したほうがインスタンスを毎度作るよりは速いということになる。

色々調べてみるものだ、うん。
「無知の知」というのは大事だなぁと思う午後のひと時であった・・・

AccessVBA覚書 Public変数が変わらない

Accessは嫌いです。
理由はわかんないから。

オイオイ・・・

って、そんな理由かい!って思う人もいるのだろうけど、わからないというのは
・想定通り動いてくれない
・Debugしながら動かしたときと、Debugしないで動かしたときで動作が変わる
という2点からだ。

この間VB6のソースを見ていた時も実は同じようなことがあって、
・Debugしながら動かしたときと、Debugしないで動かしたときで動作が変わる
というのは、どうしたらいいのかさっぱりわからないのだ。

そして、VBAをDebug.Printを使って変数値を見ながら実行させてみたらば、Public変数に値を入れているのに値が置き換わっていないことが判明。

で、調べてみたらこんな記事があった。

Public宣言された変数の有効期間 [VBA]

なるへそ。
ってかさ、別に参照設定とかPublic変数を変えたとか、致命的なエラーが出たとかなら、リセットされるのはわかりますよ。
でもね、実行中にリセットする必要ありますか?

何のためのPublic変数なんですか!!!!

と。

で、上述の記事でテーブルに入れるのがいいと書いてあったので、結局その通りいたしました。
Excelでこんなこと起きたことはないんですけどね。
でも起きたことがないだけで、起きることがあるんだと思うとExcelのマクロも作れませんな・・・

大丈夫かMicrosoft。

ExcelVBA覚書 CSV読込とSchema.ini

CSVファイルを読み込むときに、ADODBを使って読み込むやり方というのがあって、これには
1,ADODB.Streamを使う
2,ADODB.CommandとADODB.RecordSetのGetStringを使う(SELECT * FROM [{ファイル名}])
という2種類の方法があるというので、サンプルを実行してみたら、
1より2のほうが若干処理が速い。
ただ、2には落とし穴があって、それは
★勝手に型を変えてしまう
★読み込み方によっては正しくすべてのデータが取り込めない
ということだと分かった。

前0がついていようが数値にしよるし、日付は勝手に日付型でシートに出力されてしまうは、設定の仕方によっては思い通りのデータ取込ができなくなってしまう。

ってかさ、こんないい加減なサンプル送ってくんなよ!!
(他のところで実行時エラー起きてるし・・・)

ってなことであったが、どうすれば改善できるのか知らない私。
いろいろやってみて途方に暮れたところでGoogle先生の厄介になってみたら、

Schema.ini使うんです!

みたいな記事発見。で、「ADODB Schema.ini」で検索をかける。
ふむふむ、取り込む列の型とか、文字エンコードとか、このファイルの中で指定してあげればよいのだね!
————-
[{ファイル名}]
ColNameHeader=False
CharacterSet=65001
Format=CSVDelimited
Col1=列1 Text
Col2=列2 Text
Col3=列3 Text
Col4=列4 Text
Col5=列5 Text
—————
{ファイル名}は実際に読み込むファイル名(パスはなしで、ファイル名だけでいい)
ColNameHeader は、ヘッダー有無。(Trueはあり)
Format=CSVDelimited は、CSV形式(カンマ区切り)
CharacterSet=65001 は文字エンコードがUTF-8である。(S-JISなら932)
下に読み取り用のサンプルソースをつけているが、そこでCharacterSetを指定しているので,iniには必要ない。
(どちらかに設定があればOK)
Col1=*** の *** は、列のタイトル、その右のTextが型

【VBA】ADOを使用してテキストファイル(CSV)をDB操作する方法のまとめ

を参照したところ、型は整数はShortやLong、日付はDateと記載されている。
Char型で50文字なら、「Char Width 50」といったように記載されているので、固定長であればこういう記載になるのかと思う。
(試してはいない)

で、このSchema.iniをcsvファイルのあるフォルダパスと同じところに入れておくのだが、

チョイ待ち!!

読み込むcsvファイルが常に同じところに置かれているとは限らんではないか!
ということになった。
そう、読み込むCSVは、ダイアログで選ばせるのだ・・・
となると、csvと同じところにschema.iniを配置させねばファイルの意味がないし、いや、そもそもダイアログで選ぶファイル名もSchema.iniで定義したファイル名と異なっていたら読み込んでくれへんやん!!!

と、また1つ問題が生じてしまった。
ということで、最終的には、

a) 一時保存用のフォルダを作る
b) a)で作ったフォルダにSchema.iniを入れる
c) ダイアログで選択されたCSVファイルを a)で作成したフォルダに固定のファイル名にコピーする
  (固定のファイル名というのが、Schema.iniに定義する{ファイル名}と同じになるように)
d) c)のコピーされたほうのファイルをADODBでSELECTして読み込む
e) 読込が終わったら、c)のコピーされたほうのファイルを削除

として、どの場所にあっても、同じフォーマットで取り込まれるようにしたのだった。
ってなると、ADODB.Streamを使うより時間がかかってしまったので、結局Streamのほうが速い!という結論に至った。

とはいえ、CSVファイルの全データが取得できなかった点も、Schema.ini、Properties(“Extended Properties”)や、GetStringメソッドを見直して何とかとりあえずうまく行くようにはなった。
Officeは2016。

    Dim con As ADODB.Connection
    Dim cmd As ADODB.Command
    Dim rs  As ADODB.Recordset

    Set con = New ADODB.Connection
    With con
        .Provider = "Microsoft.ACE.OLEDB.12.0"
        .Properties("Extended Properties") = "Text;CharacterSet=65001;"    '65001=UTF-8 ,932=SJIS
        .Open {csvファイルのあるフォルダパス}
    End With
    Set cmd = New ADODB.Command
    Set cmd.ActiveConnection = con
    cmd.CommandText = "SELECT * FROM [{CSVファイル名}] "
    Set rs = New ADODB.Recordset
    rs.CursorType = adOpenStatic
    rs.Open cmd
    
    Dim dmp As String
    dmp = rs.GetString(adClipString, , ",", vbCrLf, "")  '行はCRLF, 列はカンマで区分するという設定に
    rs.MoveFirst
    Do Until rs.EOF
        '****** 1行分の処理を記載 ***********  
        rs.MoveNext
    Loop
   
  ’どばっとExcelに貼りつけるなら、Range.CopyFromRecordsetメソッドで 
    ' Activesheet.Cells(1,1).CopyFromRecordset rs            みたいな感じ

   rs.Close
    Set rs = Nothing
    Set cmd = Nothing
    con.Close
    Set con = Nothing

GetString メソッド (ADO)

中途半端なサンプルを送りつけられたせいで悩んだが、かえっていい勉強になったわぃ!
ということにしておこう。

VB.NET覚書 バックグラウンドプロセスからExcelが消えない

VB2019で、ライブラリMicrosoft.Office.Interop.Excelを使ってExcel出力を行っている。
Officeは2019だ。
COMオブジェクトなので、ReleaseComObjectでメモリ解放をしているのだが、

だが、処理が終わってもバックグラウンドプロセスからExcelが消えない・・・

リリースしてまっせ!
と思うのだが、何故か残る。

というので調べた。

・Rangeとか変数定義してるところ、リリースしてる?
 全部リリースするのよ!
・リリースはしてても時差があったりするよ!

んーーーーーー、そっか。でも頑張ってBookもSheetもRangeも処理いれたんだけど。

ということで、最後。ReleaseComObjectをぐるぐる回す。

<参照サイト>
ドリリウム『【Interop.Excel】Excelプロセス絶対殺すコード』

このサイトのWhileでReleaseComObjectを回してリリースさせるようにする!っていうのをやってみた。
とりあえず、残らなくなった気がする・・・
気がする。(ちょっと不安やけど)

Linux覚書 yum update の取り消し

yumのupdateをしたほうがいいよ~、みたいなメッセージが出てたので、updateしたらばWebアプリの調子がおかしくなった。
しまった!、もうイチから入れなおさなあかんかなぁと思っていたが、調べてみるとupdateの巻き戻しができるようなのでやってみた。

sudo yum history

とコマンドを打って、まず履歴をチェック。

履歴がリストで出てくるので、左端にある番号、update日時からキャンセルする番号を確認。
キャンセルする番号が5ならば、

sudo yum history undo 5

とコマンドを打って実行。
途中最終確認でy/nを聞いてくるので、問題がなければyキーを打つ。

処理が正常に済んだらOK。

Webアプリとサーバを再起動させたら、update前のようにWebアプリがちゃんと動くようになった。
めでたしめでたし・・・

Qiita yumでインストールしたパッケージを取り消す

GoogleChrome画面が真っ黒に

なった・・・
真っ黒。何もできない・・・、けど右上をクリックするとちゃんとChromeが閉じる・・・

で、Windowsを再起動してもうまくいかず。
色々調べて、最終的にはショートカットのリンク先にパラメータを渡して解決。

“C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe” -disable-gpu

この「-disable-gpu」をつけることでとりあえずはなんとか普通に表示されるようになった。