おなか一杯です・・・

久方ぶりの梅田。
今日は観劇デーだ。
16時の公演前に、朝からぷらぷらと腹ごしらえをしてみよう。

フレンチバル「赤白」
赤・白とかいて、「こうはく」と読ませるらしい。どうみても「せきはく」やろ!と心の中でツッコミつつ、人気の洋風おでんのあるフレンチバルに11時すぎから並んでみた。
11時をちょっとすぎており、第1陣が店に押し寄せた直後だったこともあり、30分ぐらい待ってから店に通される。
まぁ、これぐらいなら短いほうだろう。

早速、有名な大根のおでんを頼んでみる。

ポルチーニ茸のソースはおいしい。
ただ、大根と合うとは思わないな。大根が水っぽ過ぎて、ちょっと不完全燃焼。

つぎ、旨味の抜けた牛肉。カスカスまではいかないけれど、酒飲ませたいのなら、もっと味が濃くてもいいんかなぁ~と思った。
まぁ、酒飲みじゃないし、薄味なのは嫌いじゃないから食べれたけど。

3つめ。地鶏の皮をカリっと焼いて、その上に水菜やらドバっと乗せた一品。食べた中では一番酒のアテに合う一品だった。

ということで、いっぱいある一品の中でこんだけしか食べれなかったのはちょっと残念だが、ダイエット中だし、ほかに食べたいものもあるので我慢した。メニューもいろいろ変わるようなので、機会があればまた行ってみたいところだ。

次はそうだ、たまごサンドを買いに行こう。
そう、東京で有名なあの「天のや」のたまごサンドだ。

「天のや」たまごサンド

2人前買っちまったよ。お得だっていわれたから買っちゃったんだけどね、あっという間に平らげてしまったことだよ。
まったく、しかし、正直あんまり出汁巻きっぽくなかったな。
あと、わたしも大人の舌になったのか、さほどマスタードが辛く感じなかった。
(まぁこんなもんだわね・・・ぐらいの辛さと、そして旨さだった。)
悪くはないが、並んで買うほどの品でもなかった。(ってか、並ばんかったし!)

さあ、そうして私は劇場にどんどん近づいていく。
と、その前に阪急三番街KIDDY-LANDだ。
ぬあああんんと、私の大好きなチェブラーシカが、撮影会をやっているとのこと!
なんて、素晴らしい偶然!

早速、チェブラーシカのもとへ。
希望者と一緒に撮影をした後は、皆さんの撮影大会。

司会から3つのポーズをとるノルマを課せられた可哀そうなチェブラーシカだったが、何とか当たり障りのないポーズで決めてくれた。
どんなポーズをしてもカワイイんだ。だからいいんだヨ。

何枚かカメラに収め満足のうちに、ミニオンズグッズを買い、劇場へ進んでいく。

『アザー・デザート・シティーズ』

今日の観劇はこちら。寺島しのぶさん主演の舞台だ。

舞台はアメリカの一家族で、息子(主人公からすると兄)がとある事件に関与し自殺したことから起こる家族の分裂と衝突、そして和解へとつながる。
アメリカ国民それぞれがもつ思想がわからない自分からすると、なかなか背景を判断するのが難しい話ではあった。

はっきり言って、この話は滑稽で胸くその悪いものだ。
芝居が悪いからとか下手だからではなく、自分や自分の家族に当てはめてみたときに、どこか符合する点というがあって、そこが露わになっているからなんだと思う。要は自分も同じような環境にあったりするものだから、話がエグイというか、心にグサッと刺さるように思えてしまうのだ。
そして、それとは別に、主人公の「欲しがり屋さん」で「精神的に成長していない大人」な様子を見るにつけて、自分はかなり気持ちがなえてしまう。
自分はこんなのは小・中学生の時にほぼ捨てた。(まぁ、捨て切れてはいないけどサ。)

家族は他人だ。赤の他人じゃなけれど、他人だ。夫婦にだって親子にだって秘密の一つや二つある。
ほじくり返して正義を振りかざすようなこと、赤の他人であれば躊躇するし、家族であっても熟考するだろうに・・・などと、いろいろ考えると、やはり気分はよくない。(最終的には、まぁいいようには終わるんだが、なんというか、この馬鹿な娘がどうやったら「大人」になるのか、むしろそっちの過程のほうが逆に気になるわ。つまり砂漠に水が沁みとおる過程のほうが気になるってこと。そんなにスムーズにいくものなん?)

この気分の悪い話をうまい具合に気分が悪いままになるように構成した演出と演者にまず拍手を贈ろう。
(無論、誉め言葉だ。これが美しい話に化けたら、この芝居を観る意味もない。)

中嶋しゅうさんが東京での舞台途中でお亡くなりになったのだが、代役の斎藤歩さんは、本当に代役なのかというほど役にぴったしな感じがした。
斎藤歩バージョンがよかったので、中嶋さんがやったらどうなっていたのか、やっぱり見てみたかったなぁ・・・としみじみ思った。
佐藤オリエさんや、麻実れいさんは、さすがの安定感を見せる。若い中村蒼さんも、この鬱蒼とした雰囲気の家族のなかで、自己主張しつつ、自分を守ろうとしているという、なかなかバランスの難しい役どころだがうまくやっている。
主役の寺島さんは、初めて舞台を見たのだけど、意外に映像向けの人なのかな、と感じた。なんというか、少ない人数での芝居で空間を埋められるパワーが感じられなった(私は濃い芝居を見すぎてるのかな・・・、まぁこういうあっさりしたのも嫌いじゃない)。

ということで、この胸糞の悪い(誉め言葉)芝居を観終わった後、ニクの日ということで、モスバーガーに行き、にくにくにくバーガーを買って帰った。
今日はもう十二分にいろんなものを味わったので、にくにくにくバーガーは食べるのはやめとくヨ。

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