カテゴリー: Excel/VBA/.net

ExcelVBA覚書 どのボタンを押した?

シート上にある複数のボタンから1つのサブプロシージャを起動するときなんぞに、どのボタンを押したのかわかればよいなぁ~と調べたら、意外と簡単にできるらしかった。

[ A ] [ B ] [ C ]

って3つのボタンがあって、それぞれ名前(ShapeオブジェクトのName)を「A」「B」「C」とつけておく。
(図形 1とか、ボタン 1とかの名前を変えてやるのだ。もちろん、そのままでもいいけど。)

で、これらのボタン全部 にマクロ登録して、AbcButton_Click() を実行させるとすると、

Sub AbcButton_Click () 
    Dim buf As String
    buf = Application.Caller
    Select Case buf
    Case "A"
        Msgbox "Aが押された!"
    Case "B"
        Msgbox "Bを押しましたね"
    Case "C"
        Msgbox "Cなんですか?"
    End Select
End Sub

という感じで、Application.Callerがボタンの名称を教えてくれるので、そこから分岐させる処理を記述すればよい。

ん~、もっと早く知っとけばよかった。
できないだろうという思い込みはよくない。実によくない!

ExcelVBA覚書 リモート実行

リモート実行にはいろいろやり方があるようだが、レジストリを触らなきゃいけないとかいわれると気が引けるものだ。

で、行き着いたのは、CreateObject(“WbemScripting.SWbemLocator”)を利用するこのスクリプト。

[VBScript] 他端末のプログラムをリモートで実行する

これを参照してリモートサーバのバッチファイルを叩くことに成功。

ありがとう!

ExcelVBA覚書 Clipboardに格納

クリップボードに値を設定するときは、「DataObject」を使うらしいが、CreateObjectで利用するときはいかのようにするらしい。

Dim buf As String

buf = "あいうえお"
With CreateObject("new:{1C3B4210-F441-11CE-B9EA-00AA006B1A69}")
    .SetText buf
    .PutInClipboard
End With 

VBA覚書 グループ開閉(行)

マクロの記録中だと、
メニュー「データ」→「グループとアウトラインの設定」→「詳細データの表示」
と、メニュー上で行うと記録できるらしい。

Excel質問掲示板(VBA) シートの外のグループ化の展開はできますか?

ということで、開くとき
ExecuteExcel4Macro “SHOW.DETAIL(1,” & CStr(グループの開始行) & “,True)”

閉じるとき
ExecuteExcel4Macro “SHOW.DETAIL(1,” & CStr(グループの開始行) & “,False)”

VBA覚書 保存させずに終了させる方法

保存ボタンを押されたときに保存させないのは、WorkbookのBeforeSaveで「Cancel = True」の1文を入れたらよい。
では、終了時に保存確認させたくないときはどうするか。
保存したことにして確認ダイアログを出さないようにする手があるようだ。


Private Sub Workbook_BeforeClose(Cancel As Boolean)
    If MsgBoxInfomation("終了確認", "終了してよろしいですか?", vbQuestion) <> vbYes Then
        Cancel = True
    End If
    ThisWorkbook.Saved = True  '保存した!ということにする
End Sub

ExcelVBA覚書 誰かが使ってる・・・

Excelファイルを開く。
だけど、誰かが開いているから保存はできないよ。
だから処理をやめるね。

ってなことがやりたい!ということで調べてみた。
なんか、Open xxx For Append とか Open xxx For Binary とかで誰かがつかんでることを確認する方法とかあったのだけど、ファイルがちょっと特殊なところにあり、こういうことができない。
それに、パスワード設定しているため、誰かが使っているときにReadOnlyをFalseにして開くと、パスワードまで聞いてくる始末・・・
なので、脳みその10%をフル活用してみた。

'
' 引数で指定されたパスを開いて、開いたブックを返す
' (ここではパスワード設定は省略)
Private Function OpenBook(filePath As String, readonlyFlg as Boolean) As Workbook

    Dim fileName As String

    On Error Goto ErrorFunc

    '(1) とにかく読取専用で開く(確認メッセージとか出さない)
    Set OpenBook=  Application.Workbooks.Open(Filename:=filePath , UpdateLinks:=False _
                                              , Notify:=False, ReadOnly:=True)
    '(2) 読取専用で開くときはここで終わり
    If readonlyFlg Then Exit Function

    '(3) 開いたブックを読み書きできるようにする(確認メッセージとか出さない)
    fileName = OpenBook.Name
    OpenBook.ChangeFileAccess Mode:=xlReadWrite, Notify:=False

    '(4) なぜか、開き直しになり設定が切れてしまうので、もう一度設定しなおす
    Set OpenBook = Workbooks(fileName)

    '(5)ファイルが読取専用でなかったら、編集可能なブック!
    If Not OpenBook.ReadOnly Then Exit Funtion

    '(6) OpenBook.ReadOnly = True なら、誰かが掴んでる!=> 閉じる
    OpenBook.Close SaveChanges:=False
    Set OpenBook = Nothing
    Exit Function

ErrorFunc:

    '指定したパスのファイルがないときは、(1)でエラー発生し、ここに来る!

End Function 

ということで、回りくどいやり方をすれば何とかできることが分かった。
上の例だと、ファイルがないときも、開けないときもNothingで返してしまうので、区別したいときはフラグを返してやるとか工夫が必要。

ブックを開いた後は

    OpenBook.Windows(1).WindowState = xlMinimized

で最小化しておくと、画面のちらつきは最小限で済む。

で、これが「特殊な環境下」でうまく動くかどうかはまだ試せていない。

ExcelVBA覚書 AutoFilterまとめ

あぁ、フィルタよ、フィルタよ・・・
結構ややこしかったぞよ。

1つの列に対する複数条件の設定とか、フィルタ解除の方法やら、マクロの記録で出力されないロジックを調べるのに時間がかかった。

1) フィルタの解除

' フィルタが設定されていたら解除しちゃうよ
Private Sub ClearAutoFilter(target_ws as Worksheet)
    If target_ws.AutoFilterMode Then target_ws.AutoFilterMode = False
End Sub

2) 1つの列に対する複数条件設定

これが結構難しかった。というより、参考になるサイトがあまりなく、やっとこさで探し当てた。
別のところで配列(Variant型)を作っとく。
たとえば、
Dim arr As Varient
arr = Split(“あ,い,う”)
として、
SetAutoFilterAt Activesheet.Range(“A1:E100”), 1, arr
ってな感じで下のプロシージャを呼び出す。
すると、「あ」「い」「う」に該当するレコードが抽出される。

Private Sub SetAutoFilterOn(target_rng as Range, col as Long, crit_arr as Variant)
    target_rng.AutoFilter Field:=col , Criteria1:=crit_arr , Operator:=xlFilterValues
End Sub

試してないから、動かんかったらごめんなさい。
でも、イメージ的にはこんな感じで、Criteria1とOperator の設定がポイントということが分かった。

3) 絞り込んだデータの取得(A) 1行ずつ漁る

    Dim cnt As Long
    Dim rng As Range
    Dim target_rng As Range

    Set target_rng = Activesheet.Range("A1:E100")

    'target_rngの1行目がタイトル行なので、-1 する。
    With target_rng
        cnt = .Columns(1).SpecialCells(xlCellTypeVisible).Cells.Count -1
        If cnt > 0 Then
            For Each rng In .Columns(1).SpecialCells(xlCellTypeVisible).Cells
                'タイトル行以外で処理する
                If rng.Row > 1 Then
                    '抽出範囲の1列目の情報をダイアログ表示
                    Msgbox rng.Parent.Cells(rng.row,1).Value
                End If
            Next
        Else
            Msgbox "データなし"
        End If
    End With

ForEach文が1行ずつ見ているところ。
抽出範囲の1列目ってのが、Columns(1).SpecialCells(xlCellTypeVisible).Cells。

4) 絞り込んだデータの取得(B) ワークシート関数でドバッと集計

    Dim cnt As Long
    Dim target_rng As Range
    
    Set target_rng = Activesheet.Range("A1:E100")

    'target_rngの1行目がタイトル行なので、-1 する。
    With target_rng
        cnt = .Columns(1).SpecialCells(xlCellTypeVisible).Cells.Count -1
        If cnt > 0 Then
             '抽出範囲の2列目の合計を取得(タイトル行は数値でないこと)
             Msgbox  "合計:" & Cstr(Application.WorksheetFunction.Sum(.Columns(2).SpecialCells(xlCellTypeVisible).Cells))
        Else
            Msgbox "データなし"
        End If
    End With

他の内容は割と簡単に調べられるので省略。

改めてExcelVBAって奥深いなぁ・・・って思った。
ってか、マクロの記録でこういうロジックを残してくれたら、悩まずに済むのに!といつも思う。

ExcelVBA覚書 マクロの記述を削除する

Excelファイルを作成するときに、マクロの入ったシートをコピーして作成すると、マクロが残っちゃって困ってしまった。
おまけに、一部のシートしかコピーしてないから、モジュールとかにあるプロシージャとかがないってエラーになってしまう・・・

で、マクロは保存する前に削除しちゃいましょう!なロジックを見つけてきた。

元ネタはこちら
Excelでお仕事! マクロを除いた配布用ブックを作成する。

'======================================================
'ブック上にあるマクロを全部削除しちゃうよロジック
'======================================================
Public Sub DeleteMacroIn(wb As Workbook)
    
    Dim obj As Object    '正しい型はVBComponent
    Dim lines As Long 
    
    For Each obj In wb.VBProject.VBComponents
        With obj.CodeModule
            lines = .CountOfLines
            If lines > 0 Then .DeleteLines 1, lines 
        End With
    Next obj

End Sub

Excel覚書 Excelを複数バージョン入れているとき

ファイルをWクリックしたときにどっちのバージョンのEXCELを開いてほしいか指定する方法。

コマンドプロンプトで以下を実行

自分の環境はExcel2013(32bit)なので、

“C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\OFFICE15\excel.e
xe” /regserver

ファイルパスは32bitと64bitでは違うし、パスを指定してインストールしたらこれとは違うので、自分の環境にあわせて変える。

Excel2003はOFFICE11、2010はOFFICE14、2013はOFFICE15。

ExcelVBA覚書 ファイル起動

ExcelVBAでファイルを起動する方法。
Excelのブックとかでなく、JpegとかTextファイルとかを起動したい場合の記載方法。
(これでやれば、ファイルなら既定のアプリでファイルを開いてくれる)

CreateObject("Wscript.Shell").Run

参考URL
1) 別のやり方も載ってる
moug ExcelVBA 他アプリを起動する

2) 引数について詳しいのはこっち
VBScript Tips & サンプル プログラムを実行する、ファイルやフォルダを開く

Excel VBA覚書 ファイルの所有者を取得する

このブログのアクセスって明らかに平日が多い。
記載した技術情報が役に立ってくれれば幸いなのだが・・・

さて、ファイルの所有者ってとってこれんのか?って話。
とってこれるみたい。

Kameya blog「VBScriptでフォルダ・ファイルの所有者の確認を行う」を参考に、ExcelVBAで作成してみた。

'-----------------------------------------------------
' ファイルの所有者を取得する
' 引数 :ファイルパス(File Only)
'-----------------------------------------------------
Private Function GetOwner(fpath As String) As String
    
    Dim WMIService  As Object
    Dim objSet      As Object
    Dim obj         As Object
    Dim buf         As String
    
    'ちゃんと渡してよ!って抜ける
    If Len(fpath) = 0 Then Exit Function
    
    Set WMIService = GetObject("winmgmts:{impersonationLevel=impersonate}!\\.\root\cimv2")
    
    buf = ""
    
    'TODO 本当はちゃんとエスケープしないとダメ
    Set objSet = WMIService.ExecQuery("ASSOCIATORS OF {Win32_LogicalFileSecuritySetting='" _
                                    & Replace(fpath, "\", "\\") _
                                    & "'} WHERE AssocClass=Win32_LogicalFileOwner ResultRole=Owner")
    For Each obj In objSet
        buf = buf & obj.AccountName & ","
    Next
    If Len(buf) > 0 Then
        GetOwner = Left(buf, Len(buf) - 1)
    End If
    
    Set obj = Nothing
    Set objSet = Nothing
    Set WMIService = Nothing

End Function

参照したサイトだと記載されていなかったのだが、¥マークは二重にしないといけない。
(常識?いや、CとかC++とかC#とか・・・ならともかく、VB書いてるときは頭がBasicモードになってしまい、忘れてしまうのだ。)
フォルダの所有者を確認するときは、WHERE句が変わるはず。

SQLServer覚書 Excel→DB

Excelのデータを1行ずつ挿入していくのが面倒なので、シートまるっとINSERTをやってみた。

引数は以下の通り
workbook_path:元データのブック
sheet_name:workbook_pathのどのシートを元データとするのか指定
db_src:DBの場所
db_name:DBの名前
login_id:DBのユーザID
login_pw:DBのユーザパスワード
table_name:DBのどのテーブルを操作するのか(ここではデータの投入先)

Private Function ExportFromXLSX(workbook_path as String,sheet_name as String, db_src as String, db_name as String,login_id as String, login_pw as String, table_name as String) As Boolean

	Dim cn as ADODB.Connection
	Dim recs_aff as Long

	On Error Goto ErrFunc
	
	Set cn = New ADODB.Connection

	'2007バージョンのExcelファイルを開く
	cn.Open "Provider=Microsoft.ACE.OLEDB.12.0;Data Source=" & workbook_path & ";" & _
	        "Extended Properties=Excel 12.0"

	'Jetプロバイダを使用してインポート
	sql = "INSERT INTO [odbc;Driver={SQL Server};" & _
						"Server=" & db_src & ";" _ 
						& "Database=" & db_name & ";"  _
						& "UID=" & login_id  _
						& "PWD=" & login_pw _
						& "]." & table_name _
						& " SELECT * FROM [" & sheet_name & "$]"
	    
	cn.Execute sql, recs_aff, adExecuteNoRecords
	cn.Close
	Set cn = Nothing

	ExportFromXLSX = True
	Exit Function
	
ErrFunc:
	
	'エラーメッセージ表示
	' ---- (省略) ----
	
	If Not cn Is Nothing Then
		If cn.State=1 Then cn.Close
		Set cn = Nothing
	End If
	
End Function

こんなことやらなきゃいけないのは、SQLServer側からExcelシートの内容をとってこようとしたときに、分散クエリほにゃほにゃ・・・というエラーが出てしまったからなのだ。
なのでExcelシートから、SQLServer側に送るイメージ。

Excel覚書 結合セルとの格闘

今日は昨日やったことの続きをやろうと思っていたら、昨日作ったロジックがどうも思い通りに動いていない。

検索絡みだ。

Find関数を使って、セル範囲内の値検索をしたかったのだが、同値のセルを検索してくれないとキタ。
Find(…) → FindeNext() を最初のセル、または戻り値がNothingになるまで繰り返すのだが、どうもうまくいかない。

で、結合セルが含まれているせいで、検索がうまくいかないのかと、結合セルをすべて解除させたシートを一つ作って、Ctrl+Fで検索してみたのだが、やはりうまくいかなかった。

Ctrl+Fの検索ダイアログでうまくいかないものをマクロでうまくいかそうなどというのは、無駄な抵抗なので、もう行列全体を1つ1つ当たっていくことにした。

With Worksheets(xx)
    For c=1 to 100 Step 1
      For r=1 to 100 Step 1
        If Cstr(.Cells(r,c).Value) = CheckText Then
                  ''' ここに処理 '''
            End If
            ''' ここに下の結合セルのMax行数抽出のサンプル挿入 '''
      Next r
    Next c
End With

こんな感じに1セルずつ当たっていくわけ。なんとも、面倒な話だが、仕方がない。

しかし、対象セル範囲の中に結合セルがあるので、厄介だ。
というより、結合されている場合は、先頭のセルだけ確認すればよいわけで、検索時間を短縮できると考えた。

下の「結合セルのMax行数抽出のサンプル」は縦結合しかされていないので、横結合の場合はまた変わってくるわけだが・・・

    Dim rng As Range   '確認対象セルを設定すること
    If Not rng.MergeCells Then
        '結合されていない場合
        min_row = rng.Row
        max_row = rng.Row
    Else
        '結合されている場合
        min_row = rng.MergeArea.Cells(1, 1).Row
        max_row = SearchMergeRowMin + rng.MergeArea.Rows.Count - 1
    End If

次に確認するセルは、同じ列の max_row+1 となる。

Excelオセェ~と思ってしまう事象について

現在仕事でExcel2010を使っているのだが、会社のサーバにあるドキュメントなんぞを開けようものなら、

ダウンロード中・・・

みたいなメッセージが出て、もう異様に遅い。

ってなことで、ググってみた。
そうすると、信頼できる場所にしたら、マシになるかもね!なんて話が。

Microsoft Officeサポート:信頼できる場所を追加、削除、変更する

さっそくやってみたさ。

って、ネットワーク上のフォルダが指定できひんやないかい!!!

ほな、あとは、

[レジストリ エディター] で、次のレジストリを見つけます。
※ レジストリが見つからない場合、手順 “4.” 以降は実施する必要はありません。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\11.0\Excel\Security\FileValidation
“EnableOnLoad” をダブル クリックし、値のデータに 1 を設定し [OK] をクリックします。
[ファイル]-[レジストリ エディタの終了] をクリックします。

出典:http://support.microsoft.com/kb/2575312/ja

のあたりを見ていくしかないですなぁ・・・

Excel覚書 改行コードを検索

検索の入力欄に、Ctrl+Jで設定(見た目わからないけど、改行コードが入っている)
 ↓
検索ボタンクリック
 ↓
改行コードのあるセルが選択される

見た目わからないのが困るんです。

ExcelVBA覚書 Workbookのつくり方

Application.Workbooks.Add
で新規ブックを作ることはできるのだが、2003バージョンで上限が6.5万行ぐらいのシートができてしまった。

これを強制的に100万行対応のファイルにできないものかと思っていたところ、

Dim def As XlFileFormat ‘DefaultSaveFormat 保管場所
With Application
  def = .DefaultSaveFormat
  .DefaultSaveFormat = xlExcel12 ’50 Excel2007-
  .Workbooks.Add
End With

というふうにApplication.DefaultSaveFormatプロパティを一時的に変えてから新規ブックを作成してやればよいことがわかった。
処理の最後に、また元の値(def)に戻してやればよい。